6月30日に日本での最後の演奏会を終えて、7月2日にフィンランド
に帰ってきました。3箇月半ぶりだな〜。日本での最後の頃は、演奏会
はよくやったし調子もよかったけど、流石に疲労が溜まって来てるのは
感じたよ。6月25日にN響とノルドグレンの「小泉八雲の怪談による
<死体にまたがった男>」を弾いて、26日奈良27日神戸29日ヤマ
ハサロン30日横浜でリサイタルと続いたからね。毎晩ご褒美の焼酎で
慰めていたけれど、それでも物足りなくなって、これはウオッカをくい
とひっかけなきゃやっていけませんというところまでいってヘルシンキ
に帰ってきたって云う訳です。3日から別荘に来ている。ヘルシンキか
ら北に230キロ、周りにはなにもない(たとえば一番近い酒屋までは
30キロ!)だけど湖と森と花と鳥達の歌があるんだ!マリアと夏の乾杯
をして、でも昨日から一柳慧のピアノ協奏曲第5番とラヴェルの左手の勉
強を始めた。11日にはデユッセルドルフでオーケストラとの練習が始ま
る。また旅だね。男は辛いよ・・・